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第1話 歴史の道? 食べ物の道?

歴史に興味を持ち始めたのは、幼い頃から家の近くにある東北歴史博物館に遊びに行っていて、それがきっかけですね。中学の時には歴史を勉強していくというのは決めていて、大学も迷わず歴史学科に入りました。よく「歴史ってそんなに面白いの?」と聞かれるんですけど、知らなくても困らないものかもしれないけど、知ってた方が人生がより楽しくなるのが歴史の魅力だと思います。道端にある石碑が何のために建てられたんだろうとか、私にとってはわくわくします。多賀城にはちょっと歩くとそういった歴史を感じられるスポットがたくさんあって、特に好きな遺跡が多賀城政庁跡。何があるわけでもないのですが、高いところにあって、風が通って気持ちいいんです。食べ物を持ってきて食べたり、登ってきた達成感も味わえてリフレッシュできるんですよね。

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歴史の魅力を伝えていきたいので、大学卒業後はできれば歴史関係の仕事をしてみたいのですが、例えば歴史博物館で働くとなると、学芸員って一人前になるまでが大変らしいんですよね…。大学卒業して院に進んでからも、10年くらいは安定した生活は送れないかもしれなくて、独り立ちするまでに時間がかかるそうなんです。だから、なかなか現実的に考えて何を優先すべきか今は迷っていて。もともと自分が好きなことを仕事にしたいと思っていたので、ごはん、とか…、お酒も好きなので…食関係の仕事にも惹かれつつあります。新しいお店の開拓や、自分が美味しいと思ったものを人に勧めることが多いので、そういったPRの仕事も楽しそうだし、新しいものを生み出していく仕事も面白そうですね。いずれにしても多賀城で働けたら最高だと思っています。

松橋七海/東北学院大学文学部歴史学科3年。第18回みやぎふるさとCM大賞「今私たちに出来ること」に出演し審査員奨励賞受賞。趣味は食べ歩きで、新しいお店の開拓にも余念がない。好きな多賀城の食べ物は「古代米ゆべし」。

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