第9話 私は好奇心の塊

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幼い頃から好奇心の塊でした。3歳くらいかな、「あれ何?」って質問ばっかりする時期あるじゃないですか。それに対して母は全部答えてくれたり、分からなければ図書館に行って一緒に調べてくれたり、後回しにせず付き合ってもらったのが私の原点だと思います。物心がついた頃には「知らないことを知ることが好き」だって認識していましたね。

小学1年生の時に起きた東日本大震災の記憶も鮮明に残っていて、小学校の昇降口で強化ガラスがペコペコ音を立てて奇妙な動きをしていたのを覚えています。潜在的に「何でこうなったんだろう。これをどうにかするには何をすればいいんだろう」っていう気持ちが当時からありました。問題意識と解決に対しての思考は常に持っています。

幼稚園の頃の絵本から始まり、ずっと読書も好きで、最近は経済系の本とロジカルシンキングの本を読んでいます。オールジャンルで、面白そうと思ったら手が伸びてしまいます。小学校の図書室の小説はほとんど読んだので、今でもどこの棚に何の本があるか覚えています。

多賀城高校の災害科学科に進んだのも、好奇心からでした。オープンスクールに行くまでは選択肢に無かったのですが、参加してみたら普通科には無いものがたくさんあって、ここで3年間過ごして自分を成長させたいなと思って志望しました。校外学習がとても多い学科で、五感を使って、教科書を超えた学びの機会がとても多いです。

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所属している科学部では、マクラギヤスデについて研究しています。そもそも、あまりにも価値が見いだせない生き物で、何も生み出さないから研究もされていない。生態からアイデアを得て何かに活かす、というのも無さそう。これまでの少ない情報が正しいのかも含めて、自分たちが気になったことや、他の生息地の調査などを行っています。

現在2年生なのですが、大学は関東にある医療系の大学を目指しています。生物がとても好きで、研究していても楽しかったので、そこから医療関係に興味を持ちました。何になりたいっていうのはまだ特に決まっていませんが、今は学力をひたすら高めて、将来の選択肢を広げていきたいです。

騒がしい都会も好きですが、ひっそりとしたのどかな場所も好きです。多賀城には緑がたくさんあって、ゆったりとしていて美しく見える。一度ここを離れることになると思いますが、いつか戻って来たいなぁと考えています。

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櫻井乃綾/多賀城高校災害科学科2年。生徒会長を務め、視察に訪れた他校の生徒などに図上災害訓練や多賀城の震災伝承まち歩き案内なども行う。読書家で、おすすめの小説家は宮城県出身の蒼月海里。地下アイドル好き。